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ABOUT US

《つくる》《あそぶ》《かざる》をテーマに
暮らしを彩る雑貨や自然素材の小物、木工、手づくりおもちゃなど
子どもから大人まで楽しめるさまざまなモノづくり。

作って、それで遊び、それを飾る、日々の生活をゆたかにしてくれる工作は、
想像・自発・表現などさまざまな【ココロ】を育み、生きる力へと繋げます。

そのワクワクする体験が未来の小さな一歩へと繋がりますように…

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EPISODE

  • エピソード1 我が家の天才クリエーター >>
  • エピソード2 自分や他人を大切に思える瞬間 >>
  • エピソード3 子どもがアーティストになるキッカケ >>

エピソード1 我が家の天才クリエーター

血筋なのか娘は物心ついた時から何かを作る事が大好きでした。そして勉強が大の苦手。のんびり屋で無理して人と競う事が嫌いで、小学生の頃は習い事は一つもやっていませんでした。友達はいくつも塾を掛け持ちしているので空いた時間に遊ぶ子はいません。我が家の近くには河原があって、そんな時は一緒にそこをぶらぶらと歩きました。二人して河川敷の芝生に寝転がり『何かやりたい事とか好きなことないの?』と聞いてみると『ん〜こうやって今日何しよっかな〜って考えてるのが好き。』とぼんやりと空を見つめながら娘はそういうのです。

【き ょ う は な に を し よ う か な 】

そんな事をぼーーーーっと考えるってなんて贅沢で素敵な事なんだろう。と私は心底思いました。なぜなら私も幼いころ【それ】が大好きだったからです。人と同じじゃなくてもやる事が特になくても彼女に焦りはありません。今日は何になって何をしにどこにどうやって行こうか…想像を巡ることに忙しいのです。数年後、娘はデザインの学校に進学しました。噂には聞いてはいましたが試験中も課題が出される程ハードな日々。けれど彼女は決して挫けません。むしろそれを楽しんでいるようにも見えました。次々と湧き出てくるイメージにワクワクするからです。頭の中の引き出しはたくさん。彼女が内に持つ《おどうぐばこ》にはすでに道具も材料も揃っています。幼いころに空を見上げながらたくさんのイメージを思い巡らせた時間こそが彼女が彼女自身で作った掛け替えのない『学び』の時間だったのです。学校の教科書や参考書は決して教えてはくれない成長期に一番必要な時間。彼女の横顔は踊っています。それを見ているとこれからも芝生に寝そべって、空を見上げながら何をどうやって作ろうかな〜と考えている子どもたちにずっとずっと寄り添っていたいな〜と思うのです。

エピソード2 自分や他人を大切に思える瞬間

『せんせー、ここ何色にしたらいい?』『ここ青色に塗ってもいい?』時々こういう質問を受けます。そんな時の私の返事は毎回『さ〜わかんない』です。子どもたちはいつも正解不正解を気にしています。自分の表現に正解も不正解も無いのに、いつも【いいね】【いいよ】と誰かに正解をもらいたい。100人のいいね、より自分の【いいね】が一番価値があるはずなのに。それをつい忘れてしまうのです。


新しく入った二年生男子はいつも誰とも話さず、モソモソと手元を隠しながら作ってます。みんなに見られたくないの?と聞くと『だって俺のは全然良くないしどうせゴミみたいだから』と。ふーん、そう見えるんだ。じゃ〜周りの子の作品はゴミに見える?と聞いてみると・・・見えないけど……俺のはゴミ。と言うのです。
そうかな〜せっかく作って貰ったのにゴミなんて言われたら作品が可哀想。じゃ〜そう感じたら頭の中でこれはゴミなんかじゃないぞ!スゴイだろ!!って自分に言い返してみたら?(笑)
しばらくして、せんせーこれ教室のどこかに貼っておいて。と彼が持ってきた紙にはこう書かれていました。
《じふんのつくったものがごみっておもってもそのものはごみじゃない。》そしてその脇には・・《ひとのものも》と一言添えられていました。自分を認めて初めて他人を認める。自分を大切にできて初めて他人も大切だと思える。もう彼の両手は自由です。作品を隠す役割はありません。そして彼のメモは今もお教室に飾ってあってみんなを勇気づけているのです。
・・・それ、すげ〜面白いじゃん!!!
今日も隣の子に話しかける彼の楽しげな声が聞こえています。

エピソード3 子どもがアーティストになるキッカケ

工作のサンプルは作るけど基本動きや形だけが分かればよくて具体的な作品は作らないようにしています。自分で考えて自分の形を表現して欲しい。どんなテーマやデザインにするか?子どもたちはいつも頭を抱えます。スルスルとアイデアが浮かんでくる子がいる反面、全く思いつかず手が止まってしまう子。みんなはどんどん進めてるのに何をどう始めたらいいのか分からず、焦りだけが募ります。作りたいのに作れない…。

それを誤魔化す様に毎回お喋りに夢中になったり落書きをして遊んでいる子に…そのカッパ自分で描いたの?可愛いね。と言うと…まーね。カッパ好きなんだ〜。…へー!名前なに?…ただ描いただけ。名前なんてないよ。…名前付けてキャラクターにしたら?人気者になってそのうちグッズとか販売されたりして(笑)私はそのカッパ好きだな〜。・・・それ以来その子の工作にはいつもそのカッパが登場するようになりました。あんなに悩んでいたテーマも…えっとカッパは川に居るから水色の背景にしよっと!…よし、カッパくんの頭の皿みたくしたいから土台は丸い形にしよっと!と、自分のキャラクターを自由自在に登場させます。どんなテーマももう怖いものなし!誰よりも早く作業に取り掛かれるのです。

ついに卒業の日…せんせー、これプレゼント!と渡された箱には手作りの額縁には入った小さな絵が入っていました。そこにはあのカッパが満面の笑みで笑っています。…そのうちカッパくんのレジャーランドが出来たら招待してあげる!いつかこの絵の価値が上がっても絶対せんせー、売らないでよ!!!と、未來のウォルトディズニーはカッパくんと同じ様に顔をクシャクシャにして笑うのです。

PROFILE

嶋田 英津子 近影

嶋田 英津子(しまだ えつこ)

嶋田 英津子 近影香川県立高松工芸高校、女子美術大学卒
Craft for Kids/etsu design studio主宰
デザイナー/おもちゃコンサルタント

職人一家に生まれ自然と動物とモノづくりが大好き!リユースして物を生まれ変わらせることが趣味。
『Craft for Kidsアート教室』を運営しながら、自然を丸ごと愉しむ『緩勉』世代を超えたデザインの協働『バトンデザイン』などを発起。その他子どものデザインプロジェクトや多世代に向けてモノづくりワークショップなどを各地で行っています。

WORKS

Craft for Kidsについて
以前のetsu design studioサイトはこちらから
YURUBEN

緩い勉強会。その名もゆるべん!森林インストラクターとコラボした自然活動。身の回りの植物で草木染をしたり雑草を食べたり。まさに自然を丸ごといただく活動です。

BATON DESIGN

人の為にある「デザイン」という想いを、バトンのように次の世代に繋いでいくことをミッションとし、世代を超えたモノづくりの恊創活動を行うプロジェクトです。

OTHER WORKS

東京おもちゃ美術館

東京おもちゃ美術館『いとのこや』にて電動糸のこを使ったワークショップをおこなっています。遊んで飾れる季節のお飾りや木のおもちゃがつくれます。

ジュニアビレッジ

小中学生が会社を経営し地域課題を農業ビジネスで解決する育成プログラム『ジュニアビレッジ』子ども達がつくる商品パッケージのデザイン指導と監修を担当しています。

原っぱ大学

逗子市を主な拠点とした大人と子どもの遊びの学校原っぱ大学。山や海と一体化し心のままに遊ぶ場でモノづくりをしたり一緒になって転げ回るスタッフをしています。

地球の楽校

地域に根付いた自然の研究や再生活動等を行っている地球の楽校。年数回コラボ企画でモノづくりを通し子ども達と鎌倉の自然に溶け込んでいます。

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